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ボルドー(山形 七日町)
山形に関しては、バーも居酒屋も全く予備知識無しに訪れました。関西人の私にすれば、山形なんて海外より遠くに感じますし(笑)。余計な予備知識は持っていかないほうが楽しめるかなと考えたのです。
山形の繁華街、七日町界隈は百貨店などが並ぶバス通りを少し入っただけで、なんとも鄙びた雰囲気の酒場がたくさん軒を並べています。「ボルドー」は、そんな中でも一際歴史を感じさせる古い佇まいがステキな一軒家のバーです。
扉を開けると、時代がかった外見とはうって変わってシックでモダンなインテリア。ボンボン時計がちくたくしてそうなイメージだったので、これにはちょっと肩透かし(笑)。少し変わった形のカウンターに石造りのバックバー。柔らかな間接照明が落ち着きます。
カウンターに立つのは妙齢の女性。見慣れない一見客である私に対して訝しげな視線を投げかけながらも、どうやら客としては認めてくれた模様(笑)。さて、こういう状況では何がいいかなぁと思案していると、隣にいたお客さんが「ここ初めて?だったらジンフィズ飲みなよ。ここはジンフィズ!」。ふ~ん、ジンフィズが自慢のバーというのは期待できますね。それではお手並み拝見と行きましょう。
ゴードンジンに絞りたてのレモンジュース、パウダーシュガー。パウダーシュガーをシェイカーで溶かして作るのは気に入りました。最近は既製のシロップを使うのが殆どなので、こういったひと手間が嬉しいですね。実際こうしたほうが甘みに深みが出て旨いのです。
女性が作ったにしては、かなりヘビーでクラシカルなジンフィズに思わず「うん、旨い!」。聞けばこの店、東北のバーテンダー協会の重鎮の方がマスターなのだそうです。なるほど納得。この日は体調不良でお休みとのこと。私がバーと酒に詳しいことがわかると、しきりに「マスターがいる時に来てほしかったわぁ」と残念がってくれます。
お客さんは皆、静かにグラスを傾けています。一見して筋のいい客層で、長年堅実な商売を続けてきたことが見て取れます。だからといって息苦しい雰囲気ではなく、時折ママ(と呼んでました皆さん)と冗談を言い合ったり、居合わせた客どうし意気投合していたり。大人の社交場といった雰囲気が大変心地いいのです。
最後に、1970年大阪万博でのカクテルコンペで金賞を取ったという「花笠」というカクテルを頂きました。そうか、花笠は山形の祭りなのですね。ジンベースにサクラリキュールとコアントロー。サクラの花の塩漬けをグラスに落とし、花笠を表現しています。甘くさわやかな口当たりが美味しかったです。
古さと新しさが見事に融合した、なかなかお目にかかれないバーでした。果たして料金も非常に安く、大層満足したのですが、その後行ったスナックで女の子に「ボルドーっていいバーやね」と言ったところ、「え~!あそこめちゃくちゃ高いでしょう。有名ですよ。」とのお返事。あれ?
どうやらお客さんをみて料金を取るのかな?そういやこんな書き込みもありましたのでご参考までに・・・。
http://www.mihiro.jp/mt-cgi/mt-comments.cgi?entry_id=1504
Author 酒もん屋
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何故か本名で書いてますw
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